穏やかな温かさが戻ってきた桜の季節。今朝は
悲しいニュースが目に入ってしまった。
最初は小学生が走行中のフォークリフトから転落という意味がのみこめず戸惑いました。
小学1年生が運転…?
よく読んだらそうじゃなかった。父親の運転するフォークリフトからの転落だった。いや、だとしても驚きました。
フォークリフトについて
私は以前、仕事でよくフォークリフトに乗っていました。もちろん技能講習も終えて終了証も持っています。終了証は免許証のようなカード型で顔写真がプリントされている物です。
1t以上のフォークリフトはこの技能講習を修了して免許を取得していなければ、違法になってしまいます。
ニュースでは一人乗り用のフォークリフトと書いてありましたが、きっとわからない方のためにあえて書いているのだろうと思います。
乗っていた方はわかると思いますが、そう、フォークリフトは一人乗りです。
フォークリフトは便利で重量物の移動に欠かせないものですが、とても危険です。
人を乗せて移動するモノでは決してありません。
- 車のように周りに囲いはない。一人で乗っていても、状況によっては急ハンドルを切ったりすれば簡単に横転します。
- 乗用車のような乗り心地ではなく、地面の段差などで強い衝撃もきますし跳ねます。
- ベルトもついておりますが、座っている自分のおしりが浮くこともあります。(地面の凸凹による衝撃で)
- 前進で移動する時は、長い爪もついていて危険なので事故防止のために必ず爪を地面の近くまで下げて動きます。この二本ついている爪を使って重い荷物の上げ下ろし等を行います。
辛い思い出
実際に私も過去の仲間の悲惨な事故を目の当たりにし、今思い出してもつらくなります。その時の事故の原因は
- フォークリフトの運転手が後方確認を怠った事
- 場内でのスピードの出し過ぎ
リフトに乗っていた作業員が近くで作業をしていた仲間に気づかず、ノーブレーキで突っ込みフォークリフトのおしりと壁の間に挟まれしまいました。
その方は命は助かったものの、もう歩くことはできなくなってしまいました。
ご家族の、何よりご本人の辛さは計り知れませんよね。
最後に
なぜ決まりがあるのか、なぜ講習や免許があるのかが事故が起きた時にわかる気がします。
人は慣れてくると油断しがちになりますよね。こういった悲しいニュースが届くたびに改めて思います。基本を忘れない。
小さなお子さんはこれらの危険性はわかるはずありません。大人が教えなければならない事だと思います。
フォークリフト作業中は決して近づかないように気を付けてです。
読んで頂きありがとうございました。
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